●青野監督・九州大会全県コンプリート!
(2025年4月6日)
4月5日、第156回九州地区高校野球福岡大会の決勝が久留米市野球場で行われました。東筑は福岡大大濠を相手に4点差をひっくり返し7対4で勝利。2017年秋の第141回大会以来、2度目の優勝を飾り、今月19日から長崎県で開催される九州大会に1位校として出場します。
今回の『長崎』開催によって、青野浩彦監督は東筑で「九州大会全県コンプリート」という金字塔を打ち立てました。
まずは選手時代の1978年春に『大分』で出場。監督としては、1997年秋の『沖縄』、1998年春の『熊本』、同年秋の『福岡』と3季連続、2003年春の『鹿児島』、同年秋の『佐賀』と2季連続出場を果たします。
1998年の青野監督
1998年秋の九州大会
(福岡開催)
そして2017年秋に初の優勝へと導き、『宮崎』ではベスト4に進出して3度目のセンバツ出場。今回、2018年春の『福岡』(2度目)以来、7年ぶりの出場で見事に「九州全県コンプ」を達成しました。
福岡の県立高監督としては非常に珍しい偉業ではないでしょうか。春の九州大会で強豪を相手に戦うのは、夏の大会前の予行としては最適です。仰木彬先輩や喰田孝一元監督が主力として活躍した1953年春は初の九州王者となり、同年夏の甲子園に初出場。青野監督自身も、大分の地から弾みをつけ、1978年夏の甲子園の土を踏んでいます(この大会で青野監督は太田・現OB会長らとともに甲子園で2勝を挙げています)。
長崎での経験を糧に、現チームがどれだけの成長を遂げるのか。あと3カ月。一つ一つの課題をクリアした先に、2017年以来の夏甲子園が見えてきます。
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